制作者のひとりごと

新しいひとりごとは一番下です
煙突の話を更新しました

ここでは、日常のことやストーブの事いろいろ書きます

目次

ストーブのこと
ストーブを使う日使わない日
ちょっと難しい話ですが
煙突の話ですが
薫製の話
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薪ストーブのこと
私が薪ストーブを作り出したきっかけは実に単純です
以前から、バーベキュー、焚き火が大好きで、家の中で火遊びが出来る
薪ストーブに大変あこがれを持っていました。

ある日、「よし、薪ストーブを買おう!!!」と思いストーブ屋さん巡りをして
現実を知りました、あまりにも世間知らずでした、予想以上に高かったのです。
その日からますます薪ストーブが欲しくなってしまいました。
すっかり、薪ストーブ欲しい病にかかってしまった私は
「なんとか安く、良いストーブが手に入れられないか」
その想いは1年ぐらい続きました。

そんなある日の事、
「自分に取って良いストーブってどんなストーブだろう」と、ふと思いました。
自分にあったストーブは、「火が見えて、リビングに置いて見栄えがよく、
ピザや料理が出来て、遊べるやつ、しかも丈夫なストーブだ!!」
こんなストーブあるのかな?
一般のストーブでも私の予算外なのにもし、あったとしても非常に高いのでは?
それなら、作ってみよう!!・・・・・笑ってやってくださいこの単純さ!

偶然にも、鍛冶屋の仕事を少ししていたため溶接機等、
薪ストーブを作る機械はだいたいそろっていました。
ただ、私に無いのは薪ストーブの知識です。
しまった!!一番大事なところなのに〜
それからは、ストーブ屋さんに行きストーブの中をのぞき込んだりして
構造を見たりカタログなどで調べたり・・・
幸い、私は以前、自動車のメカニックをしていたため
ストーブも同じ内燃機なので理論を簡単に理解出来ましたが、
「自分のだからいいか!」って感じでした。

はじめて作ったストーブは、1m×1m×1mの大型のやつ
正面に70cm×70cmのガラスを入れて、ストーブのなかで
ピザを焼くように考えました。
このストーブはやっぱり失敗で、火室が大きすぎるため
沢山薪を入れないとうまく燃えてくれないし、ガラスはすぐ曇っちゃうし
いざ、効率よく燃え出すと家の中は見事に灼熱地獄となり大変でした。
ピザは火室内で見事に出来たのですが、周囲の火が強いと自ら薪の役を買って出るし・・・
このストーブは1シーズンで、お役ごめんになりました。(笑)
2代目のストーブは1代目の失敗をふまえて大きさも変え
いつでも料理が燃えないようにオーブンを付けました。
1代目のストーブを焚いているときにドリルで穴を開けたり
溶接をしたりして改造したのを参考にして作りました。
このストーブはかなり気に入っていていいストーブでしたが
家に来たお客さんに頼みこまれて、お嫁に行ってしまいました。(涙)

そういえば、この頃まで煙突はすべてホームセンターで買ったシングル煙突を、めがね石を使い
壁から出して使っていましたが2代目は効率を良い作りに改造したために煙突から出る熱が
少なくなったため、真冬時にはうまく燃えなくなり、二重断熱煙突に変更しました。

交換したらびっくり、今までと比べ間もにならないくらい暖かく、燃焼時間も延びました。
シングル煙突の時は1時間でバケツ1杯くらいのクレオソートなどの結露水が外の煙突の中からじゃんじゃん出てきましたが
当たり前ですが、断熱煙突になったらそれも解消。
あ〜煙突様 ありがとう!

「煙突は断熱がいいんだなー」と、つくづく感じました。

今使っているストーブは、けっこう大型です。
重量は、370Kg位 ピザもパンも焼けるし、鶏肉に塩こしょう だけかけて
オーブンに入れると、こたえられないジューシーな味になる。
このストーブで、「レストランなんかやったらいいんじゃないかな〜」なんて思ったりして夢が膨らむ私です。
やっぱり遠赤外線のせいなのか?何を作ってもおいしいです。

そうそう、熱反射ガラスを使いはじめました。
家のストーブのガラスを交換してみたところすごく効率が良くなりました。
具体的に言うと、この間の話ですが、pm7:00頃、おきか出来た上に大きい切り株を2個入れて空気を絞りました。
そのまま次の日の朝、炎を上げてまだ燃えています。
3時のお茶の時に見てみると、まだちょろちょろ燃えています。(すでに20時間)
pm7時に扉をあけ、おきを探し再び着火「24時間たってもおきがあった新記録やったー!」
この時はたまたま空気の調整が絶妙だったためだとおもうけど・・・
それに、冬に、こんなにちょろちょろじゃあ寒ですよね。

こんな事を言うと誤解を招くかもしれないけれど私にとってストーブは、あくまでも遊び道具のひとつです
遊べるストーブを作って行きたいなーと思っています。


いつの間にかストーブを作るのが仕事になってしまった現在ですが、輸入ストーブも直輸入して販売しています?
いや、現在は、輸入を見合わせているんです。
理由は、直輸入ですから安く売っているのですが、ほとんどのお客さんが、ありがたいことに手作りのストーブに変更されるのです。
どうせ買うのだったら、遊べるストーブですよね。
だったら時間もかかるしどうしてもと言うお客さんが来るまで輸入は見合わすことにしました。

たまに豆を煮るのですが、水に浸して置かなくても良いようです。

餅を焼くのは良いのですが、餅米の粉から作ったおもちは要注意です。
うかつに、オーブンの中に入れて忘れていると、とろけて、網の下に落ちてしまいます。

私は、よく、サツマイモの形をした炭を焼くことがあります。
作り方、夕方よーく暖まったオーブンの中にアルミ箔で包んだ立派なおいしそうなサツマイモを入れます。
後はそのまま明日の朝まで待つだけ ハイ!出来上がり。

同様にすればパンの形をした炭を焼くことも可能

オーブンを使うときは、必ず、キッチンタイマーをお薦めします。
理由は、ストーブはチン、と言いません


薪ストーブの下や壁の断熱は、レンガ以外の物でも十分安全な物が出来ます。
家の壁は、ホームセンターで買った、盆栽をのせる板です、ALCの鉄筋無しの物です。
これは、けっこう格好悪いです、家にストーブを見に来ていただく方が「こんな方法もあるんですね〜」と
言われるのですが、「安全度は、抜群です」と答えています。

ストーブを使う日使わない日

私の住んでいるところでは、春になるとストーブを焚かない日が多くなりますが、梅雨時には、寒い日もあり、洗濯物を乾かしたり大活躍します。
そんな日には喜んで、ピザや、パンなどを焼きます。しかし、さすがに真冬と違い、結局窓を開けながら焚く事になります。うちでは梅雨明けまでストーブをつかいますね。(笑)

ちょっと難しい話ですが

調べてみると、薪の燃焼時の熱量は完全に乾燥させれば、樹種に関係なく1Kgで、5000Kcal(石油0.5L分)位です、
仮に5000Kcalとして計算すると、
薪ストーブの薪が、1時間で1Kgの薪が完全に燃え尽きると
5000kcal/hの出力になりますが、煙突に逃げる熱や、未燃焼ガスなどの損失が20%〜40%位あるので
3000Kcal/h〜4000Kcal/hほどになります。
ですから、寝る前に、2kgぐらいの薪を1本入れて空気を絞って寝ても、たとえば朝起きるまでに7時間あるとすると、
平均約857Kcal/h〜1143Kcal/hしかありません
これでは真冬では、とても暖房になりません。
寝る前に1束(約8kぐらい)の薪を入れれば、平均約3430Kcal/h〜4570Kcal/h位の熱量ですから、寝る前に薪を入れる時、すでにストーブが完全に暖まっている事とを前提に考えれば、
この位なら、朝も寒くなさそうですね。
しかし、厳寒期を考えれば、私の住んでいる場所なら、火室には、15Kg位入る大きさが欲しいですね。(部屋の大きさや断熱によって違います)

煙突の話ですが
室内の貫通部分と外の煙突は基本的に二重煙突が良いのですが、
室内は、シングル煙突または、二重煙突のどちらがいいのでしょうか?
シングルでよければ、費用の節約にもなりますからね

私なりの解釈でお答えすると、次のようになります。
薪ストーブは、あたりまえですが、煙突がついています。
この煙突はストーブの熱で上昇気流を作り、煙を排出します。
この煙が排出されることでストーブの中に新しい空気が引き込まれることになります。
ですから、ある程度の熱が煙突を通り、外に出るまで冷えないようにしないといけません。
ですから最低、貫通部分から外の煙突は火災の防止のほかに、ストーブをうまく燃やすために
二重の断熱煙突が必要なわけです。

以上の話をふまえて、ストーブのほうに目を向けてみましょう。
ストーブをうまく燃やすには、火室内の温度を薪から出るガスが自然発火する程度の温度を保ち最適な空気を
与えることがたいせつです。
空気が多すぎると火室内を冷やしすぎることになりますし、少なければ、くすぶることになります。
そして、温まったストーブ自体は出来るだけ本体で放熱して、煙突に逃げて行く熱を少しに抑えているわけです。
結局、熱効率80%などの性能のいいストーブは煙突に逃げて行く熱が少ないので、空気を絞って、薪の節約をしたり、
熾きが少なくなったりした時、
室内煙突が、シングル煙突なら、その部分で熱が奪われてしまうので、ストーブ内に供給される空気が結果的に減ってしまいます。
そこで、起きているときなら、空気量を増やしてうまく燃えるように調整しますが
寝ていれば、消えてしまうこともあります。
以上の理由で、室内のシングル煙突はあまり長くしない方がいいと思います。

あと、シングルのデメリットは煤やタールが非常につきやすいので、
煙道内火災の引き金になる恐れもまったく無いわけではありません。
まあ、断熱煙突でも掃除をしなければ煙道内火災については同じですが・・・

シングル煙突のメリットもあります。
価格、ログハウスの場合セトリング対策が楽、掃除の時取り外しが出来るように簡単に出来る。
などです。

ごちゃごちゃ書きましたが、
結論は、
薪が沢山あり、掃除も苦にならないなら、室内は出来るだけシングル煙突。(ただし煙突と可燃物が離れている場合です。)

その他の場合なら、出来るだけ断熱煙突を使用。
予算に余裕があれば、すべて断熱煙突使用がいいと思います。
まあ、シングル煙突を使いたくても可燃物の関係で使えないこともありますが・・・

薫製の話

近頃薫製にはまっています。
理由は友人が鹿肉を持ってきてくれるからです。
やはり、変な薬を使ってない肉ですから安心して食べられます。
作り方は、
肉1キロに対し赤ワイン250cc、食塩30g、砂糖30g、ナツメグ、
オールスパイス、こしょう、タマネギ、ショウガ
ローズマリー、セージ、ベイリーフ等、少々

肉を味がしみるように串で刺して上記の液体の中にいれ、
冷蔵庫に4日入れておく、
その後、塩抜きを3時間してから、薄く切ってつるして、日陰干しを一晩する。
そのあと、5時間ストーブの上で温熱乾燥。
最後にナラと、桜の煙を当てて3時間から5時間で完成
時間と手間がかかるけれど味は絶品ビーフジャーキーよりすごくおいしいんです。
沢山作って販売しようなんて友達と捕らぬ狸の皮算用してます。

今は、ベーコンと生ハムに挑戦中。
もちろんジャーキーも大量に仕込んであります。
うまくできたら報告します。


次回に続く

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